年少から幼稚園に行くのは当たり前。
そう思っている人も少なくないはず。
集団の力というものに期待もしたい。
そんな葛藤の中、年少入園を見送った我が家の体験談です。
ABAコンサル冒頭のアドバイスとは?!幼稚園入園を辞める?!
ABAコンサルタントのアドバイスは「幼稚園、入園は見送ったほうが良い。まだ集団行動は息子には早い。家庭でしっかり個別対応してから集団に入ったほうが良い。」ということでした。
完全に息子に主導権を握られてしまっており、スムーズに日常生活を過ごすことができなかった我が家。
そこで私の息子に対する接し方を見直すためABAのコンサルタントにお願いすることにしました。
カリキュラムに添い課題を遂行していくものではなく、まさにその子自身にあったオーダーメイドなカリキュラム。
その息子に合ったカリキュラム、それは幼稚園に行かずに家庭でみっちり個別でABA療育をする事というアドバイスだったのです。
幼稚園入園辞退を悩んだ末の結果は?!
息子の幼稚園入園は辞退することにしました。
年少から幼稚園に入るという当たり前の風潮。
集団で伸ばすしかないという私の野望や。
すでに入園準備を済ませていた、2月下旬。
ということもあり、かなり悩みました。しまいには悩みすぎて、また高熱・・・
幼稚園の園長先生にはかなり引き止められましたが、最後は私の意見に納得してくださいました。
「叩くお子さんは息子さん以外にもいる。トイレができない子も息子さん以外にもいる。だから大丈夫。安心して入園してください。」
という励ましの言葉を園長先生からいただきました。
しかし私には励ましには聞こえず、「他にも叩く子がいるからって息子が叩いても良いわけでもない。私はそれをやめさせたい」という気持ちでした。
幼稚園入園を辞めて家庭療育に専念することを選んだ決め手とは?!
「たとえ、年中さんから入園したとしてもたったの1年。
長い人生から見たら、その年少のたった1年を遅らせることは大した問題ではない」という言葉にハッとしました。
他害も、癇癪もある息子。
この1年家庭でABAを頑張ることで、私たちの未来は絶対に変わる。
と確信しました。
つみきBOOKにも書いてありました。
最初は家庭でみっちり個別セラピーをする。
それによって、動作模倣、簡単な指示の理解、二語文の表出、適切なおもちゃ遊び、トイレの自立の5条件を満たしたら、健常児の集まるプリスクールなどの集団に少しずつ入れていく
息子の場合、当時トイレの自立はできていませんでした。
しかしこういう文章を読んでも、自分の都合の良いようにスルーしてしまっていました。
そして、当たり前ですが、誰も、「息子さんはまだ集団は早いのでやめましょう!」とは言ってくれなかった。
私も自分の自由が欲しかったし、言われても困ってしまう。
認可外の保育園も入れたり、とにかく預けたかったのです。
ですので、ここまではっきり言ってもらえたこと、今では感謝しかありません。