ABA(応用行動分析)って何?!簡単にいうと・・・
ABAとは(Applied Behavior Analysis )の略
行動を細かく分けて望ましい行動を強化し、望ましくない行動を消去する。つまり、適切な伸ばしたい行動に対しては良いことや褒美を与え、不適切な減らしたい行動に対しては褒美を与えない。
人は行動の結果として、良いことが起きればその行動を繰り返すし、反対にその行動の結果として悪いことが起きればその行動は繰り返さない。そのような人間の基本原理を用いた方法。
例えば、日常で言うなら自販機。
お金を入れてボタンを押す(行動)→ジュースが出てくる(良い結果)→また買う(繰り返す)
逆にお金を入れてボタンを押しても、何も出てこないならば、次回からは買わないですよね?
そんなイメージです。
ABA(応用行動分析)は米国のスキナー博士によって開発された行動分析学から始まりそこからいくつかの方法(DTTやPRT)が生まれました。
ABAの代表的なものはDTTという方法です。
ABAのDTTってなに?!早期集中行動介入?!
DTTとは(Discrete Trial Training : 不連続試行)の略。
自閉症児に対し、一対一の個別トレーニングを2~5歳の早期に集中的に行う
早期集中行動介入(EIBI)です。
アメリカのロヴァース博士によって開発され、画期的な成果をあげ、自閉症教育のベースとして発展しました。
エビデンス(科学的根拠)のある療育
2005年には、ウィスコンシン州の研究グループが、ロバース博士の研究をモデルにして、2~3歳半の自閉症児23人(IQ35-75)に平均30~40時間のABA家庭療育を2年以上実施したところ、平均IQが51から76に増加し、11人(48%)が知的に正常域(IQ85以上)に達しました。彼らは「およそ平均的な学業成績を上げ、流暢に話し、友達と普通に遊んでいる」とのことです。ほかにも多くの研究で、ABA早期集中療育の効果が確かめられています。
(つみきの会HPより)